ズームで遠くのものを撮る


ズームで遠くのものを撮る

遠くのものに便利なズーム機能

遠くのものに便利なズーム機能 遠くに見える月や星、灯台など、遠くに見えるものを周りの風景と一緒に撮影したいことがあります。しかし撮った写真をあとで見返してみると「あれ、思ったより小さく撮れている」と感じたことはありませんか。カメラのレンズではふつう、手前5cm位のものに焦点が合うようにできています。遠くのものを撮る場合には、ズーム機能を活用する必要があります。

カメラと写真アプリのズームの違い

スマートフォンの写真アプリの中にもズーム機能がついています。拡大したい場所をピンチアウトしたり、スライダーを動かしたりすることで大きくして撮ることができるようになっていますが、このズームは実は本物のカメラのズームの方式とは異なるものです。
本物のカメラであれば、カメラのレンズの焦点距離を変えることで広角や望遠など、さまざまな距離感で写真を取ることができます。しかし、本来カメラ機能がおまけでついているスマートフォンの場合は、写真アプリの中の画像を拡大し、大きく見せて切り抜いているという処理が行われています。そのため、ズームの倍率を上げると画像の質が荒くなってしまうのです。

写真アプリで精度のよいズームを

写真アプリで精度のよいズームを 本格的な写真を撮りたい人にはちょっと物足りないと思われる写真アプリのズーム機能。しかし、それでもズーム機能がついていると便利なことはたくさんあります。
スマートフォンに標準搭載されているカメラのズーム機能よりも精度のよいズーム機能がついているアプリもあるのでいろいろな写真アプリを試して自分にあったものを見つけて下さい。ズームするときはカメラを向けたとき、よりしっかりと写真に収めたい場所をズームして撮影しましょう。ズーム中は手ぶれが起きやすいので、スマートフォンを安定して持つことも忘れずに。
手軽で便利なスマートフォンの写真ですが、本物のカメラにはかなわない部分がいくつもあります。より真剣に写真を撮りたい時はデジカメや一眼レフなどを使うようにし、「手軽に記録できればいいか」という時はスマートフォンの写真アプリを存分に活用して撮る、などシーンによって使い分けるといいでしょう。