共有の際は個人情報に注意!


共有の際は個人情報に注意!

写真は立派な個人情報

写真は立派な個人情報 自分の写真を一瞬で世界中に公開できる今、気をつけなければならないことがあります。それは個人情報についてです。ネット上ではいつどこで誰がどの写真を閲覧しているかがわかりません。個人情報に配慮せずアップロードした写真から個人特定され、犯罪に利用されるケースも少なくありません。友だちや知り合いとだけ共有する写真でも注意が必要です。

写真に含まれる「ジオタグ」に注意

気をつけたい情報の1つが「ジオタグ」です。ジオタグとは、GPSで割り出された緯度経度の座標データのことです。スマートフォンで撮影した写真には画像以外のさまざまなデータがついています。日付や時間はもちろん、撮った場所を示す「ジオタグ」という位置情報も写真の中にデータとして保存されています。
スマートフォンの多くはGPS機能を搭載しており、このおかげでマップアプリなどが使えます。当然、写真にも撮った場所の位置情報が保存されているので、ジオタグが読み込める地図アプリなどと写真を照らし合わせれば、いつどこで撮った写真かがすぐにわかります。
普通に使う分にはとても便利なジオタグ機能。しかしSNSやブログなどに写真をアップするときは注意が必要です。ジオタグ付きの写真はカンタンに読み出しができ、「いつどこで撮ったか」という行動の足取りがすっかりわかってしまうのです。更に「会社の近くのイタリアンのお店」とか、「うちの近くで見かけた花」などの書き込みがあれば、自宅や勤務先の住所などを突き止めることが容易にできてしまいます。

ジオタグ設定とプライバシーに配慮しよう

ジオタグ設定とプライバシーに配慮しよう このように写真とジオタグの関連付けは注意しなければならない問題です。一番安心なのはジオタグを写真に付けないように設定するか、撮った写真のジオタグを削除してしまうこと。写真アプリの中にもジオタグを編集できるものがあるので、心配ならアップロードする前にチェックして削除しておくといいですね。
またパーティーの写真など多くの人が写る写真にタグ付け(誰と写真を撮った、などの情報を付加すること)をする際は、写っている相手に了解を得てからにしましょう。人によってはネット上で顔写真を公開するのが嫌だという人もいます。相手のプライバシーにも配慮して、写真とSNSを上手に楽しみたいですね。